2013 1/8 エミレーツ航空 EK307便 北京~ドバイ A380 ファーストクラス搭乗記
エミレーツ航空と言えばどこのアライアンスにも属していない航空会社としては
世界最大級のメガキャリアです。
ただ、アライアンス無所属とは言え他航空会社とのマイレージ提携等は行っており、
その提携航空会社を見るとなんとなくワンワールド寄りであることが伺えます。
勿論、日本の航空会社としてはJALが提携先として選ばれています。
今回はJALのマイルを利用しエミレーツ航空のファーストクラスに搭乗してみました。
初めてのエミレーツ航空のファーストクラスは満足いくものだったのでしょうか?
■結論
素晴らしい!の一言です。
特に勢の限りを尽くした内装にはただただ圧倒されるばかりでした。
シャワーも思っていた以上に本格的で、病みつきになりそうですw
■予約
半年くらい前に予約しました。
当時15万マイル近く保持していたため、
この時みたいにJALのファーストクラスでヨーロッパかアメリカに特典旅行に行こうかとも検討しましたが、ご存じの通りJALのファーストクラスは1便につきたったの8席・・・
JALのファーストクラスの特典はなかなか取れずにいました。
そんな中エミレーツ航空のファーストクラスはA380の便は14席もあり、便数自体も多いためあっさり特典予約ができたため今回の旅行にはエミレーツ航空を利用しました。
■空港 ラウンジ
北京首都国際空港なんていうアウェー空港にですら、
エミレーツ航空は自社ラウンジを構えています。
それも非常に豪華な設備で、本当にこれがアウェー空港のラウンジかと良い意味でびっくりさせられました。
ファーストクラスとビジネスクラス共通ラウンジですが、アウェー空港としては充分です。
A380のファーストクラス、ビジネスクラスの乗客全員を受け入れるには十分な席数。
モエ・シャンドンが置いてありました。ビジネスクラスラウンジとして入る分には破格のサービスです・・・
オードブルやデザート・フルーツだけでこの充実ぶり・・・
寿司まであったのは笑ったw
勿論これとは別にホットミール、スープ等もありますよ・・・!
■搭乗
やはりA380はデカイ。
ラウンジは1階にあり、これから乗る便の飛行機が見えましたが地上から見るとその大きさに圧巻です。
ボーディングブリッジは1階に2本、2階に1本の計3本も付けられます。
エミレーツ航空のA380の1階は全部エコノミークラスで2階はファーストクラスとビジネスクラスのみ・・・
つまりファーストクラスとビジネスクラスの乗客は飛行機の搭乗から降機まで一切エコノミークラスの乗客を見ることすらなく終わるわけですねw
タイタニックも真っ青な解り易い格差構造w
■機内
ファーストクラスは2階前方に14席あります。
A380の2階は747の屋根裏部屋みたいなアッパーデッキとは違い、非常にゆとりのある空間です。
ファーストクラスは「プライベートスイート」と言うブランドで売り出されています。
プライベートの名は伊達ではなく、ドアを閉めれば全席個室になります。
今回の席は3A。左舷窓側席です。
着席した時の眺めはこんな感じです。
この個室感・・・着席した時点で既に一人の世界です。
ちなみにウェルカムドリンクはドンペリです、マジで。
ちなみに写真には撮り忘れてしまいましたが、離陸前にデーツとアラビックコーヒーのサービスもありました。
ひじ掛けの横にはなんと電動で開閉するミニバーが!
惜しむらくは特段冷蔵機能があるわけではないので、ここにあるドリンクは全部ぬるいってことですかね・・・。
スナックのミニバーまであり、完全にホテルです。
勿論席においてあるスナックは好きなだけ食べてOKですよ。
扉をしめ切ってもお菓子と飲み物はCAを呼ばずとも好きな時に食べれる正に至れり尽くせりな座席周り・・・いや、個室内です!
座席のスイッチで操作できるこんなランプまで備わっています!!
ここまで来るともう完全にホテルですね。
消灯後に扉を締め切るとこんな感じ。誰にも邪魔されず熟睡することができます。
敢えて言うまでもないとは思いますが、シートはフルフラットになります。
勿論リクライニングソファーとしても抜群の座り心地です!
さて、プライベートスイートのファーストクラスだけなら実は
777-300ER、777-200ERでも味わうことができます。エミレーツ航空の成田/羽田便共に同じ仕様のシートのファーストクラスでのサービスとなります。
しかしやっぱりエミレーツ航空のファーストクラスはA380に限ります!
その理由はなんと言ってもパブリックエリアの付帯設備の豪華さにあるでしょう!その最たるものがシャワー!
ファーストクラスの乗客専用にシャワールームが2室設けられています。
そしてなんと!シャワールームは床暖です!!寒い機内でシャワーを浴びたら出る時に辛いんじゃないかと思いましたが、そんな心配は全くもって要りませんでした。
そんなものは当然織り込み済みですよと言わんばかり設備・・・抜かりありませんね・・・
スモークガラスの内部がシャワールームとなります。とても旅客機内とは思えませんね。
ちなみにこのシャワールームのためだけに清掃員が乗務しており、利用後は毎回次の乗客のためにメンテナンスをしているとか・・・物凄いサービスですね。
これまた飛行機の中とは思えない大階段があります。場所としては1階・2階共にキャビン最前方にあたります。
階段を上っていくとなんと!滝のオブジェが!!ここ機内ですよ?!
北京発だからかジャスミンティーが置いてありました。
最後方にはらせん状の大階段があります。ここは殆ど使われていないそうです・・・
2階最後方にはバーがあります!この設備のためだけにバーテンダーが乗務しており、水平飛行中は常にサービスを行っていると言う豪華客船真っ青な贅の限りを尽くした機内となっております。
ちなみにバーの方はファーストクラス・ビジネスクラスの共通設備のためドンペリは飲めません笑
ファーストクラスに乗ってる人は自席でサービスを受けた方が遥かに良いサービスを受けられるかとw
■食事
北京からドバイまでのフライト時間は約10時間です。
北京離陸時間は23時近くですが、フルコース料理が頂けます。
尤も寝たければ寝ても構いませんがお腹もすいていたし折角なので頂くことにしました。
ファーストクラスらしく、テーブルセットから丁寧なしつらえが始まります。
アペタイザーは勿論キャビア!
きのこのポタージュスープ、非常に美味しかったです。
前菜のシーフード。やはりファーストクラスだけあって美味しいです。
メインはテンダーロインステーキでした!
ステーキだけは霜降り和牛に慣れてしまうと少し物足りなさがありますね・・・
勿論〆のデザートも頂きます!
濃厚なベリーソースとの組み合わせが最高でした・・・
■最後に
エミレーツ航空のA380のファーストクラスは勢の限りを尽くされているため、
一度乗ると病みつきになりますね。
そうそう、ファーストクラスの乗客って本当にこんな感じなの?
って思うじゃないですか、でもエミレーツ航空のファーストクラスの乗客は
ぶっちゃけ石油王のイメージが強過ぎて習慣なんて解りませんでしたwww
尤も個室が売りのファーストクラスで他の乗客のしぐさが見えるなんてことがあるわけもありませんけどね・・・(ぁ