2013 3/14 ガルーダインドネシア航空 GA407便 ジャカルタ~デンパサール A330-300 ビジネスクラス 搭乗記
インドネシアの国内線と言えばエアアジアの様な有名なLCCから怪しいローカル資本のキャリアまで無数の航空会社がそれぞれ独自の路線ネットワークを展開しており、非常に混沌としています。
そんなインドネシアの航空業界においてガルーダインドネシア航空は唯一の国営航空会社にしてレガシーキャリアです。
そんなインドネシアの国内線のフライトは満足いくものだったのでしょうか?
■結果
流石に日本の国内線と違い、同価格帯のレガシーキャリアと言う同じポジションのキャリアが居ないためか、ソフト面におけるサービスは今一つでした。
ただ、機材そのものについては国際線機材だったためなかなか快適なフライトを楽しむことができました。
■予約
今回のチケットはガルーダインドネシア航空から購入しておりません。
2013 3/13 JL725便 東京(成田)~ジャカルタ ファーストクラス 搭乗記 - あっきーの日記
このフライトと通しでデンパサールまでJALから乗り継ぎ便も含め通しで購入しております。
当時はジャカルタまではビジネスセイバーしか販売しておらず、デンパサールまで予約すると初めて週末ステイビジネスクラス運賃が購入できました。
ジャカルタ線に比べ最安値が10万近く安い上にガルーダインドネシア航空便のおまけがついてくると言う不思議な運賃体系でしたが、
JALがデンパサールから撤退したことによる客離れを防ぐための苦肉の策だったのかもしれません。
■空港 ラウンジ
国内線とは言え広さは充分あり、食事もかなり充実しております。
食事のバリエーションについては寧ろ日本の国内線のラウンジも見習ってほしい位には充実しておりました。
予想外に広かったラウンジ。国内線のビジネスクラスラウンジとしてはかなりハイレベルです。
インドネシアローカル料理のナシレマやナシゴレンはコックがその場で盛りつけてくれます。
東南アジアと言えばやはりフルーツ!パイナップルは酸味が強くなく、スイカも非常に甘くついつい食べ過ぎてしましましたw
ラウンジからは滑走路と誘導路が見え、退屈しませんでした。イスラム教国家らしく、サウジアラビア航空も大型機、747で飛来します。
■機内 シート
搭乗時の優先搭乗はしっかりありました。
スカイチーム加盟航空会社なのでビジネスクラスと同時に上級会員も優先搭乗してました。
乗る機材は国際線用のA330-300。A330-200はキャビンも真新しくビジネスクラスはフルフラットになるらしいが、今回は縁が無かった。
ビジネスクラスのシートはシェル型のライフラットシート。
ひじ掛けやテーブルの形状を見た限り、
2015 2/11 JL029便 東京(羽田)~香港 搭乗記 - あっきーの日記
この時お世話になったシートと同じメーカー製ですかね。
こちらの方は斜めにまっ平らなのでより滑り台に近く、長時間横になっていると足裏が少し疲れる気がします。
■フライト
ジャカルタからデンパサールまでは2時間30分程度の飛行時間です。
インドネシア国内線屈指のドル箱路線のため、A330等の大型機が投入される便も多く、その場合ビジネスクラスは国際線用のフラットシートなどが宛がわれるためかなり乗り得です。
また国内線ながらLCCとの差別化を図るためか、ビジネス・エコノミー共に一応機内食もサービスされます。
国内線のビジネスクラスながら、かなり高い搭乗率でした。
窓側と真ん中の通路側はほぼ埋まってました。
ウェルカムドリンクはソフトドリンクだけでしたが、しっかりサービスされました。
機内食です。ビジネスクラスとしてはお世辞にも十分とは言えませんが、味は悪くはありませんでした。
メインは恐らくエコノミーと同じ料理を陶器に入れ、パンとバターとハーゲンダッツだけがビジネスクラスらしさを主張していました。
当時のインドネシアの国内線でビジネスクラスの設定があるのはガルーダインドネシア航空のみのため、競争相手も比較相手も無く仕方ないと言えば仕方ありません。
デンパサールに到着、沖止めでした。
当時はガラス張りの国際線ターミナルができておらず、国際線はターミナル直結、国内線は沖止め若しくはボーディングブリッジについている飛行機があっても下からよじ登ると言った棲み分けがされていました。
以上!
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2013 3/13 JL725便 東京(成田)~ジャカルタ ファーストクラス 搭乗記
成田-ジャカルタ線と言えばJALの東南アジア線唯一のファーストクラス 設定路線です。
かつては香港・シンガポール等にもファーストクラスがあったのですがいつの間にか廃止になっておりました。
東南アジア線唯一のファーストクラスは満足いくものだったのでしょうか?
■結果
ニューヨーク線と比較しても全く遜色ないサービスを堪能することができました。
機内食のアラカルトメニューが少し絞られていましたが、8時間程度のフライトですから問題はありません。
なにより最初の食事でニューヨーク線と同じ品数のフルコースを頂けたこと、また同じく電話で事前にコースメニューの予約ができたことに対する満足感がとても大きいものでした。
■予約
アップグレードポイント廃止直前にビジネスクラスのチケットを購入し、往復共にアップグレードしました。
実際に購入した20万弱の週末ステイビジネスクラス運賃でファーストクラスに乗れる最後のチャンスだったので当時まだ大学生だった私にとって清水の舞台から飛び降りる思いで購入した思い出がありますw
JALのWebサイトからアップグレードクーポンを使用し、最初からファーストクラスの窓側席を確保、決済後すぐに機内食の予約をしました。
■空港 ラウンジ
ファーストクラス利用者は成田空港ではJALファーストクラスラウンジに通されます。
サクララウンジに比べるとコンパクトな空間ですが、利用者も限られるため広々と使えます。
朝食のバイキングを頂きます。サクララウンジには無いオードブルが何品かありました。
シャワーもマッサージも待ち時間なしで使うことができました。
■搭乗
他の東南アジア線の多くがサテライトターミナルからの出発でしたが、このジャカルタ線だけはメインターミナルの搭乗口からの出発でした。
ファーストクラスの設定もそうですが、JALが如何に成田-ジャカルタ線に力を入れているかが伺えます。
機材はJALで唯一ファーストクラスの内装を持つ、777-300ER
ボーディングブリッジはファーストクラスとそれ以外のクラスで分けられていました。
■機内 シート
当時はSKYSUITE導入前だったためこの機材が最新鋭でしたが、ファーストクラスに関してはSKYSUITE仕様機のシートと殆ど変りはありません。
座席配置は1-2-1の4アブレスト。ビジネスクラスが2-3-2、エコノミークラスが3-3-3アブレストのため、
横幅だけ比較してもざっとビジネスクラスの1.5倍以上、エコノミークラスの2倍以上あります。
シートを最後まで倒せば当然フルフラットになります。
実は可動部分はビジネスクラスよりもシンプルな作りになっています。
フルフラットのベッドになるシートのためレッグレストの細かい調整の必要が無くなった結果のシンプルさと言えるでしょう。
■フライト
日本とジャカルタの時差は2時間程度、昼間のフライトです。
寝る必要もないのでゆっくり食事を頂きながら寛ぐことにしました。
ウェルカムドリンクのシャンパンは、幻のサロン社製シャンパンです。
ドンペリより貴重なシャンパンです。味的にはドンペリよりは辛口だと思います。
シャンパンと相性の良いアペタイザーに舌包みを打ちながらジャカルタを目指します。
前菜その1、キャビアでございます。レモンの隣の冷製スープとキャビアとの相性が絶妙でした。
前菜その2。お菓子仕立てのフォアグラとのことですが、とても機内食とは思えない盛り付けのあまりの美しさに、食べるのが勿体ないくらいでした。
機内食でここまで丁寧な盛り付けができるのもJALだからこそではないでしょうか。
実は下戸なので、ドリンクを途中からロイヤルブルーティーに替えております(笑)
メインのステーキです。和牛フィレ肉をレアで頂きました。舌の上でとろけるような感覚は日本発の機内食でしか味わえないため、機内食としてはとても貴重な味です。
〆のデザートもしっかり頂きます。
メインの食事が終わった後も、昼間のフライトなので間食を頂きました。フルーツもとても質が良く、美味しい。
フライト終盤に差し掛かるころ、日本時間ではもう夕方の5時過ぎ。ジャカルタの入国審査は非常に混雑し時間がかかるため、早めに夕食を頂くことにしました。
カレーを注文した際、最初のコースメニューとして用意されていたスープを勧めらたので頂きました。これがまた美味しいんですね・・・
勿論デザートも頂きました。和菓子の出し方もとても凝っています。
着陸間近の光景です。夕方の太陽光が反射し海がオレンジ色に輝いています。
飛行機から見る午後~夕方の景色はとても美しいですね。
今回は(も?)食べてばかりのフライトでしたが、疲れ知らずを通り越して寧ろフライトを通して体力を回復することができました。
以上!
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